夢を奏でる魔法の手

半世紀以上歴史のある火曜会の「録音風物誌」に出演致します!

11/1 AM07:05~

北海道から沖縄まで、東京・大阪以外の全国37社の民放AMラジオのローカル局が加盟し、共同で番組制作に取り組んでいる団体である火曜会。

以前出演させていただいたウメ子食堂様から、今回のお話へとつながりました。

コロナ禍のパフォーマーの苦悩やこれからを語っております。

内容の一部にはカラリズムリサさんや轟じゅん君にも協力して出演してもらっています。

ドキュメンタリーを撮ってもらうということは、手笛の魅力を伝えるのみならず一個人に注目して下さっているということで、本当に本当にパフォーマー冥利に尽きます。

ラジオでのドキュメンタリーは初なので、どんな仕上がりになっているかとても楽しみです。

スタッフの方々、大変お世話になりました!!

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『夢を奏でる魔法の手』
【番組概要】
福岡県福岡市在住のプロパフォーマー、なかしま拓さん24歳。両手を重ねて空洞を作り、そこに息を吹き込んで、楽器のように操る手笛奏者。学生時代に音楽の道を志すも、楽器を買うお金がなく、手笛にたどり着いたという。毎日のように、福岡随一の商業都市天神に出かけては街角で演奏を続けてきた。いつしかそれは、天神の街の見慣れた風景になっていた。また、その活動が注目され、昨年には、アメリカ、ニューヨークのアポロシアターに招かれ、海外のパフォーマーからも注目される存在になっていた。順調に歩み始めたプロパフォーマーの道だったが、突如として状況は一変する。新型コロナウィルス・・・街角での演奏は、できなくなり、仕事の依頼もなくなってしまった。それでも、彼には、この状況に屈するわけにはいかない理由があった。魔法のように手笛を奏でる新進気鋭のパフォーマー、その挑戦と苦悩を追った。
【制作意図】
新型コロナウィルスの影響で、各業界は不振に陥っている。商店や飲食店、サービス業など、経営破綻を招き、連日ニュースとなっている。だが、そんなニュースにもならない所でも、新型コロナウィルスへの挑戦や、葛藤、日々戦っている人たちがいる。今回取り上げたパフォーマーの世界も、その一つであろうと思う。そしてそれは、天神という街の風景の一部。普段そこまで注目することはなくても、無くなるととなんだか物足りない。彼らが、今どんな思いで戦っているのか、そして何より、そんな彼らを応援したい。パフォーマンスのチカラを信じている彼らと同じように、ラジオのチカラを信じて制作しました。
【制作後記】
何より、主人公である、なかしま拓さんの純粋な気持ちに、心惹かれました。一つ一つの言葉を丁寧にしゃべる彼の口調に、手笛への熱意、こどもたちへ、成功と苦労、すべて含めて夢の大切さを伝えたいという彼の想いの強さを知ることができました。その実直な思いが、パフォーマー仲間や、協力者を惹きつけていることも感じとることができた取材でした。その彼の魅力、想いの強さを、どれだけ本作に詰め込めるか、反映できるか、そこで悩み、制作時間を費やした思います。あわせて音で想像させる表現とは何か、今まで以上に考えさせられた貴重な制作体験になりました。技術スタッフといつもと違う楽しみを味わいながら、録音できました。ありがとうございました。
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