音楽家の私がマウスピース歯科矯正を断念した話

こんにちは。手笛奏者のなかしま拓です。

 

僕は昔から外見コンプレックスが色々ありまして...

歯並びが悪いこととか、メガネなこととか、髭が濃かったこととか、歯並びが悪いこととか、、、

 

人前に出る仕事ですので、やはり外見は大事。

好きな自分で常にいたいのです。

もっと分かりやすくいうと、モテたいのです。

 

先日ICL手術を受けてきまして、脱眼鏡生活を送っております。

髭に関しては、もみあげから顎まで、そして頬まで浸食してきている、僕の意思と反してすくすくと生えてくる毛を医療脱毛でしばいている最中です。

 

ということで、残りは歯並びということですね。

 

やってきました。矯正歯科。

楽器奏者でも歯科矯正はできるの?

まず、病院で歯をスキャン。

現在の歯から、2-3年後の歯のシュミレーションを作ります。

こんな感じでスキッ歯で、上の歯が下の歯を覆ってしまう過蓋咬合(かがいこうごう)というやつらしいです。

あと、少し出っ歯。

先天性欠損という、永久歯がもともと生えてこない部分があることも悩みでした。

今回は、人前に出る仕事であることを考慮して、ワイヤーではなくマウスピース矯正を選択。

2-3年後の完成図はこちら!

見てくださいこれ。

自分の歯とは思えないほど綺麗に並んでおります。

これはモテる。

 

しかし、この歯並びを実現するためには、大きな犠牲が必要であることを知りました。

 

まず、上顎が下顎に比べて大きいということで、顎を合わせるために上の歯(前歯から4番目)を2本抜いて、下顎とサイズを合わせなければならないということでした。

 

辛い。

 

ここで、先生に僕の仕事を打ち明けました。

拓「手笛奏者なんです。」

先生「はい?」

 

こんなやり取りから始まりましたが、たくさん説明して、ようやく伝わりました。

僕は「手笛」という、両手に口を当てて手に息を吹くことで音を出して演奏する奏者です。

サックスやオーボエのように、リードを噛んだりすることはないのですが、親指を前歯で支えるため、かなり歯に接触します。(トランペットとかと似てるかな?)

 

指で歯を圧迫しているという演奏スタイルが、歯科矯正で歯並びを整える作業に反する行為であるということ。

手笛でなくても、咥える系の楽器(管楽器など)は全般難しいらしいです。

 

矯正はできなくはないが、マウスピースを変えた時は痛くて吹けないと思う、ということも仰られてました。

 

そして、矯正を強制的に行なっても、演奏を続けるうちに元に戻っていく可能性が高いだろうと言われました。

 

ということで、歯科矯正を諦めました。

出っ歯すきっ歯と今後とも付き合っていく覚悟を決めました。許せん。

 

腹話術のいっこく堂さんは、<歯並びを直すと今できることができなくなるから>という理由で矯正をしていないそうです。

なるほどなぁ〜と、すごく腑に落ちました。

 

僕が来院した病院は、上記の判断をして下さったので、矯正を断念しましたが、

病院によってはGOを出していたところもあるかと思います。

 

まとめ

・音楽家(主に管楽器)は歯科矯正ができるが、後戻りする可能性が高い。

・場合によっては今できる技術ができなくなる可能性もある。

・痛くて吹けない可能性有り。

 

そんなことで、何事もリスクはつきものだということです。

すきっ歯と付き合っていく覚悟ができたので、来院して良かったなと思います。

 

同じ悩みを抱えてるそこの貴方!

不可能ではないらしいが大変だとよ!

歯並び弱者に幸あれ。