マジックサーカススマイル福岡2024

2020年から始まり、なんと4回目となりました。

マジックサーカススマイル。

 

7月に入り、毎年恒例の稽古現場である二日市の大観荘に向かう。

見慣れた景色と仲間達、すこーしだけ緊迫感のある空気感。ここに来ると、夏の訪れを感じる。

 

主催のバンカヨコさんの叱咤激励に応える演者達。

本番に向けて、数日間稽古を行うのだが、ショーの流れを掴むだけでなく、皆とワイワイ話す、この時間が団結力を生むのだろう。

 

4回目ともなると、マジックサーカスが僕の夏の青春。

僕も歳を取りました。20代前半に始まったマジックサーカスも、もう30歳間近です。

恐ろしい...

 

普段、大勢の輪に馴染めない僕なのだが、このメンバーの中だと自分を出せる。

・人が良い。・パフォーマンスが素晴らしい。・お互いをリスペクトしている。

そんな、メンバーだからこそ4年も続いて、皆、楽しくやれているのだろう。

 

今回も会場はキャナルシティ劇場。

暇で仕方がなかった小学生時代にチャリンコを走らせて週に1.2回通っていたほどの、超地元。

そんなところでショーができるというのは、嬉しくも不思議な気分になる。

 

今回は、メンバーも少し代わり、相変わらずのワイワイ感の多い現場になった。

 

新メンバーの金子しんぺいさんとMaho Mashimoさん。

初めまして、なのになぜだかすぐに溶け込んでいて、同じ心持ちでショーを作ることができた。

場の雰囲気を和らげてくれる本人達の人柄の良さと、マジックサーカスのメンバーの温かさ故だろう。

しんぺいさんは、「たくちゃ〜ん!」と、毎日のように積極的に話しかけてくれた。

なんてない会話だけど、そんな瞬間が幸せだ。

 

毎年恒例の、王子様衣装に着替え、ステージに立つ。

肩の部分が毎年ちょっとずつキツくなっていっている。

貫禄が出てきたのか、太ってきたのか...両方か。笑

 

マジックサーカスの今回のストーリーは、まほさんとしんぺいさんの恋物語。

詳しくは語らないが、ちょっぴり切ないシーンを、僕の演奏に乗せて表現してくれました。

 

今回演奏した曲は「約束の扉」

音楽の先輩である里地帰さんから提供してもらったドラマチックな曲だ。

恋物語の演出が入った、その瞬間、曲に魂が宿ったような気がした。

曲の難易度が、手笛的に高い曲だったから苦労はした。

個人的にとっても背伸びをするような曲だ。

 

そんな曲に負けないように今後も練習して、吹きこなせるようになっていつかまた大舞台で演奏したい。

「この曲、神曲でしょ?」と思わせるような。

 

公演終了後、「良かったよ」とメッセージをいただく瞬間が心から幸せだった。

 

また来年も開催されますように。