『アポロシアター出演』part.4 〜本戦編〜
さぁ、今回が最終回になります!!
以前の記事たちはコチラ→
『アポロシアター出演』part.1 〜観光編〜 - なかしま拓の記録
『アポロシアター出演』part.2 〜予選編〜 - なかしま拓の記録
『アポロシアター出演』part.3 〜アポロシアター本戦当日まで〜 - なかしま拓の記録
アポロシアター当日
裏口の赤いドアから入る。
ここをまたくぐれるって想像しただけでワクワクしてきた(4日前もくぐってるけどw)
中に入り、控え室に入る。
すると、黒人の方達がナイーブな姿で座っていた。
しばらくすると、プロデューサーのKathyが控え室に!
かなりしっかりとアポロシアターの説明があった。
しかし全く英語が分からないなかしま拓。
全く理解ができませんでした( ´ ▽ ` )
そんなこんなで、トイレで着物に着替え、準備は万全。
リハーサルがスタートし、10組の出演者のパフォーマンスを見る。
どんなパフォーマンスが観れるのかな〜!と、お客さん気分でいました。
全然緊張感無し。笑
僕は手笛の演奏。
他の出演者はマジシャンが一人いたかな。
あと残り8組はみ〜んな歌!
そして、ほぼソウル!
歌だけで競えばいいじゃん!ってちょっと思った笑
・・・いいのかなこんな中に入って演奏して・・・
みんな素晴らしいパフォーマンスで、圧倒された。
リハが終わり、演奏順が発表される。
事前情報では、トップバッターは基準値にされるからそこは避けたほうが良いとのこと
と言っても勝手にアポロシアター側が順番決めるんだけどw
Kathyに一人一人名前を呼ばれる。
おそらく順番が発表されているんだろうなぁ
トップバッターだけは引かないように!!
そんなこんな考えているうちに僕の名前が呼ばれる。
なんか、いろいろ僕に向けて伝えられる。
しかし英語わからんから全く理解できない僕。
とりあえず「OK!」なんて返事をする。
英語できないから僕だけ順位分からない状態。
えぇ・・・
もう一度言う。
トップバッターではありませんよーに!
みんなが控え室でアップを始める。
声出しの迫力がすごいもんで圧倒される。
怖い怖い。
この中で戦うのか...
僕は日本にいる長井プロデューサーと電話。
1番目だけは避けたい。なんて話しながら、詳細を待つ。
そして、いざ開演!!
ステージが始まると、最初にアポロシアターの歴史がステージ上で語られてたみたい。
名物司会者が会場を煽って、温める。
その間、控え室が緊張に渦巻かれる。
タイムテーブルが書かれた紙がスタッフの手によって、控え室に貼られる。
やっと順位が分かる!ウキウキ///
そして、じっくりと紙を見てみると
トップバッター・・・・・・
オワタ
これが宿命なのか・・・
TEDxでもトップバッター
アポロでもトップバッター
トップバッターに恵まれすぎた男。
恵まれているのか、呪われているのか知らないけど笑
舞台袖で待機していると、司会者が
「from japan! Taku Nakashima!!」
と叫ぶ。
それと同時にステージに上がる。
眩ゆい光と溢れんばかりのオーディエンス。
とうとうこのステージに立てたか。
と、とても感慨深かったことが記憶に新しい。
お囃子の音と同時に演奏を開始する。
すると、最初はお客さんからクスクスと笑い声が。
クソー!と思いながらも、この最初の演奏は前振りだから、今に見てろよ!という気持ちで続ける。
一通り吹いたところで、The Roseが始まる。
最初の『Some say love it is a river That drowns the tender reed』
の部分を演奏した瞬間、会場から今まで聞いたことの無いほどの大きさの歓声が!
ゾクゾクっとした。
これが世界か!
オケが聞こえないほどのお客さんの声援。
間違いなく、人生で一番震えた瞬間だった。
この曲に出会えてよかったなと、心の底から思うのと同時に、支えてくれた方々に感謝を伝える気持ちで演奏した。
演奏が終わると、おきまりのセリフ『Thank you Apollo!!』
と言って、ステージを降りた。
他の出場者の出番が終わっても、余韻が消えず、興奮状態だったことを覚えています。
全ての出場者のパフォーマンスが終わり、皆一緒に再度ステージに上がる。
そして、一人一人名前を呼ばれる。
僕がトップバッターだからもちろん最初に呼ばれた。
その瞬間、お客さんが『ワーーーー!』と歓声をあげる。
すると、バックスクリーンに数字が現れた。
声の大きさを測っているようだった。
後から気づいたんだけど、この声の大きさで勝敗が決まるらしい
他の出場者は名前を呼ばれた瞬間に身体いっぱいにパフォーマンスをするんだけど、僕はそれを知らず^^;
勿体なかったな〜
全ての出場者のアピールを終え、結果発表。
1〜3位までが入賞で、次のステージに進める。
結果は・・・
・・・
4位!!!
惜しくも敗退。
でも、他のパフォーマンスが素晴らしかったから清々しい気持ちでステージを降りました。
最後にKathyと写真も
そして、飛行機の時間が3時間後に迫っていたからアポロシアターを足早に立ち去った。
やっぱり悔しい。
負けたことを一時は受け入れられなかった。
アポロシアターが終わった一ヶ月後の今も正直悔しい。
日本人として、数少ない出場者になれた喜びと、負けた悔しさが混合。
また来年挑戦しようと誓った。
そして、何度でも立ちたい!立つ価値のあるステージだと強く感じた。
待ってろよアポロシアター!
また来年!!
Thank you Apollo!!!
リハーサル動画は撮れたので是非観てね!